「大山さん」人材創出基金

古来より続く日本の積層から学び、次世代を育む場を創り、人材を創出する。

 エネルギー・貨幣経済を根本的に変えた産業革命以降、20世紀の100年だけで人間は経験のしたことのない人口増と、それを支えるための工業化した社会を作り、教育を始めとした多くの制度が乱立してきました。

 「発展」を旗印としてきたその「価値観」は、急激な人口増と連動した環境、食糧、外交などの問題をもたらし、情報化によって、漠然とした不安を多くの人が抱える時代になりました。

 発展していくという価値観にとらわれず、人間中心主義に偏ることなく、人も自然の一部であるという「ネイチャーポジティブ」の視点で物事を捉え直すときが来たのではないでしょうか。

ここに、次世代の人材を育むことを目的とし、日本に多くあった霊山信仰の一つである霊峰 大山周辺で、今までの教育制度の枠を超えた学びの場を創るために、この基金を創設します。


1)基金概要

1.新しい学びの機会を創る
人類が経験のしたことのない人口増、環境問題等を抱える「人新世」と呼ばれる新たなフェーズに必要な人材の育成を目指します。
●山川里海の距離が近い大山流域の地形から受ける恩恵とそれに気づき活かすことで、6000年続く営みの構造や積層する歴史を身体を通して体感・理解するプログラム
●かつて渡来の民が多く流れ着いたこの地で起きた多様な「混ざり合い」に習い、本プログラムの提唱する「積層」に賛同してもらえる国内外の多くの講師陣を招く
●「頭・心・体」すべてを統合して鍛錬する場を開く

2.次世代にふさわしい新たな事業を育てる
当法人が提供するプログラムに参加し、理念に共感した新しいチャレンジをしたいと思う者の支援を行います。
●きっかけとなるプログラムの提供
新たな事業創出支援
インターンシップや活動機会の提供


3.その他発信
志を共にする全国の流域と連携した情報発信を行い、それらを海外に広めていく活動を行います。
●シンポジウム・フォーラム等の開催
●各種発信

2)基金募集事項

基金募集予定額:2,000万円(2,000口)
基金一口あたりの額:10,000円

基金拠出上限額:無制限

3)基金募集期間

2024年6月21日(金) 夏至 ~

4)基金募集事項

①基金は一口1万円で、何口でも拠出していただくことができます。
②基金には利息がつきません。
拠出された基金は返還いたしません。
基金拠出者は、社員総会における議決権その他法人の運営に関する権限を有しません。
 「6)基金に関する規定」を読んでいただき、基金引受申込書」(Word・PDF・申込フォームのいずれか)に必要事項(引き受けようとする口数・金額、入金予定日、申込者情報<氏名(団体の場合は団体名と代表者氏名)・住所・電話番号・メールアドレス>を記入して当法人へお申込みください。
⑥当社より「基金割当通知書」を送付します。
払込期日までに指定口座にお振込みください。

5)基金の払込

一般社団法人Bisui Daisen(イッパンシャダンホウジン ビスイダイセン)が指定する下記金融機関の口座とします。
なお、振込手数料は当法人負担とします。

[ 振込先 ]
鳥取銀行 米子営業部  普通口座 474180
口座名義 一般社団法人BisuiDaisen 【 シヤ)ビスイダイセン 】

6)基金に関する規定

当法人の基金に関する定款規定は次のとおりです。

(基金の拠出等)
第25条 この法人は、基金を引き受ける者の募集をすることができる。
2.拠出された基金は、当法人が解散するまで返還しない。

3.基金の返還の手続については、基金の返還を行う場所及び方法その他の必要な事項を清算人において別に定めるものとする。

(残余財産の帰属)
第31条 この法人が清算をする場合において有する残余財産は、社員総会の決議を経て、公益社団法人及び公益財団法人の認定等に関する法律第5条第17号に掲げる法人又は国若しくは地方公共団体に贈与するものとする。

7)お問い合わせ先

一般社団法人Bisui Daisen(イッパンシャダンホウジン ビスイダイセン)

住所:鳥取県米子市淀江町今津50番地1
電話:0859-21-3670
お問合せ:フォームからお問い合わせください。
担当:専務理事 田中 洋子


基金設置にあたって


海底湧水採取の様子
海底湧水採取の様子

大山流域で育った私は、なぜかは分からないのですが、この地の山と海に大きく惹かれる気持ちを持って育ちました。2022年4月にこの法人を立ち上げて以降、様々な分野の外部の方と地元の皆さんをつないでいくプロジェクトを経験しました。その中で生まれたプログラムを通して、多くの方が「大山さんのおかげ」という感覚を共有してくださったという経験を踏まえ、この視座は次世代を担う多くの若者にこそ必要だという思いに至りました。混沌とした時代に、胸を張って次代につなげることを皆さんと一緒に創り上げるために、この基金を創設しました。

                  (一社)Bisui Daisen 代表理事 大原 徹

 

 


プログラム受講者から生まれた芽

坂上 萌
坂上 萌

私が大山とご縁を頂いたのは、2023年5月に開催された第1回プラネタリーヘルス・ツーリズムに参加したことからです。2泊3日を終えた時にあることに気づいたんです。かつての人が立ち上がる雲を「龍」と表現したのは、水循環そのものの摂理に畏怖畏敬の念を抱いていたからだったということ。気がつくと私の体もこの偉大な大山さんの一部であると実感しました。 それから、再び訪れたのは半年後の11月。帰郷してからもあの体験が忘れられず、Bisui Daisenの皆さんに頼み込んで、冬の大山さんのフィールドワークをして頂きました。

現在、大山流域に滞在して、プログラムに帯同しています。プログラム参加者が、深くこの地にダイブし、価値観が変わる様子に度々出会います持続可能な社会が模索される時代に、ここにある自然観や営みに落ちた科学、哲学、そして身体知性が鍵になるのではないかと思い、 現在新しいプロジェクトをこの地の同世代と立ち上げています。 同世代に留まらず、たくさんの人にこの体験を届けていきたいと思います。

松田 彩子
松田 彩子

高校を卒業してからイギリスに途上国支援を学びに行ったものの、途上国支援をしても何も根本的な解決にならないこと、そして自分のルーツを全く知らない自分がいることに気がつきました。「私って、日本って、何だっけ?」そんなことを考えていた2023年夏至、地元のことだけれど全く見えていなかった、 大山流域に横たわる「歴史・文化・人・生き物」その全てが重なっていることを外部の方々と再定義しているBisui Daisenに出会いました。それから、大山流域のフィールドワーク、プログラムへの参加・帯同をさせていただき、その解像度が上がって行くにつれ、「地元でこんなに面白いことをしている人たちに出会えたんだから、イギリスに戻っている場合じゃない!!!」と思い、休学をしてプロジェクトの進行に関わらせていただいています。地元大山流域から、日本を、そして世界を見つめ直し、これからの時代を生き抜く視座を獲得する。このチャレンジを、内外の人に届けていきたいと思います。



「大山さん」人材創出基金 基金引受申込書

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お問い合わせ先 / Contact  

電話 / Phone: (0859) 21 3670

住所: 鳥取県米子市淀江町今津50番地1

Address: 50-1 Yodoecho Imazu Yonago, Tottori 689-3401

鳥取県知事登録旅行業 第4ー94号