【あいだの探索・実践ラボ】参加者の声2 【鳥取・大山フィールドワーク】裏日本式プラネタリーヘルスと生態系再生 ー失われた身体知、水と鉄、そして素戔嗚ー【5/13~15】

地球に生きていてよかったと思う瞬間が数ヶ月に一度ぐらいあります。今回もその瞬間を味わうことができました。

地球に生きていてよかったと思う瞬間はいのちの脈々と受け継がれそして今この瞬間も目に見えなくてもつながっている縁起のようなものを感じる瞬間です。ワンネス体験とでもいうのでしょうか?

私は初日のシャワクラの際にそのワンネス体験を感じました。全ての生き物が、苔の小さな先端にいたるまで繋がりあっているような感覚。いのちは繋がりあって、満たしあって、物質的に言えばそこに水が流れている。水の流れが鬱滞したり、無理に堰き止めてしまえば当然、水が鬱滞する場所と水が行き渡らない場所が出てくる。その病を解消するために土砂災害や様々な生態学的危機やクライシスが生じている。

白黒はっきりつけられない世界、二元的に分けることができない、ゆらぎの世界、空性の世界の中で私たちは二元論的に自然の摂理から分断した仕組みを作ってきてしまった。そんなところに住んでいる時は地球に生きていてよかったとはあまり思えないかもしれない。

それでもそんな人新世の世界にもまた希望を見出したい。私たちが作り上げてしまった人工物さえも変容の可能性を内在化している。私はその声にその動きにその流れに耳を傾けていきたい。心を寄せていきたい。本当は全てがつながっていることが当たり前の世界で分断と断絶と崩壊が起きてしまうけどそこから生じてくるあらゆるレベルの創造性に目を向けていたい。困難に対して自由でいたい。そう感じた旅路でした。

Bisui Daisen(ビスイダイセン)

 

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